オールドティファニーとティファニーの違いは?年代や価値を解説

オールドティファニーとティファニーの違い ティファニー
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「オールドティファニー」って、最近よく耳にしますよね。なんとなく古いティファニーのことかな?とは思いつつ、じゃあ現行のティファニーと何が違うんだろう?と疑問に思う方も多いかもしれません。

オールドティファニーとは具体的に何を指すのか、ヴィンテージと呼ばれる年代はいつからなのか。もしかしてLVMHグループによる買収が関係している? エルサ・ペレッティの作品はオールドなの? なぜ廃盤になったモデルの買取価格はこんなに高いの?…など、気になるポイントがたくさんありますよね。

この記事では、そんな「オールドティファニーとティファニーの違い」について、その定義からデザインの特徴、資産価値まで、気になるポイントを整理してみました。

記事のポイント
  • オールドティファニーと呼ばれる時代の定義
  • 現行品とのデザインや戦略の決定的な違い
  • 価値が高騰している理由と見分け方
  • エルサ・ペレッティなど伝説的デザイナーの功績
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オールドティファニーとティファニーの違いとは?

「オールドティファニー」という言葉、実はティファニーが公式に使っているわけではないんです。じゃあ、何を基準に「オールド」と「現行」が分かれているのか、その核心に迫ってみたいと思います。

オールドティファニーとは?その定義

まず「オールドティファニー」とは、ティファニーが公式に使っている言葉ではない、というのがポイントですね。

これは主に「今、お店で新品としては買えない過去のティファニー製品」全般を指す、ちょっと広い意味での愛称みたいなものなんです。

なので、単なる中古品(ユーズド)から、すごく価値のあるヴィンテージ品まで、色々な年代のものが「オールドティファニー」と呼ばれているのが現状です。

でも、ブランドの歴史をよーく見てみると「ここが境目だよね」という決定的な転換点があるんです。それこそが「オールド」と「現行」を分ける本質的な違いなのかなと私は思います。

ヴィンテージとアンティークの年代

「オールド」という言葉が曖昧なので、ここで宝飾品の世界で使われる「年代」の定義を整理してみますね。よく「ヴィンテージ」とか「アンティーク」とか聞きますけど、こんな違いがあるんです。

宝飾品市場での年代の定義

  • アンティーク (Antique): 製造から100年以上が経過したもの。美術品レベルですね。
  • ヴィンテージ (Vintage): 製造から30年~100年未満のもの。
  • ユーズド (Used): 製造から30年未満の中古品など。

特に知っておきたいのが「ヴィンテージ」は、ただ古いだけじゃなくて「価値のあるもの」だという点です。デザインの良さや、作りの良さ、希少性なんかが加味されて「ヴィンテージ」と呼ばれるんですね。

私たちが「オールドティファニー」として魅力を感じているものの多くは、厳密にいうとこの「ヴィンテージ・ティファニー」に当てはまるものが多いのかもしれません。

ティファニーの年代定義について、分かりやすく表にまとめてみました。

用語 年代定義 価値の有無 主な特徴
アンティーク 100年以上前 極めて高い 美術史的価値。市場に稀。
ヴィンテージ 30年~100年未満 「価値」が必須 廃盤デザイン、優れた作り、希少性。
ユーズド 30年未満、または価値基準を満たさないもの 価値は問わない 中古品全般。現行品の中古も含む。
オールド (俗称) 定義なし (広義) 混在 「ヴィンテージ」と「ユーズド(廃盤品)」を区別なく呼ぶ言葉。
廃盤品 製造終了品 プレミア化の可能性あり 年代は問わない。製造中止で希少価値が発生。
現行品 現在販売中のもの 新品価値 ブティック、公式サイトで購入可能。

決定的な違いはLVMHの買収

ここが一番のポイントです。

オールドティファニーと現行ティファニーを分ける最も決定的な境界線は、2021年のLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)による買収完了だと、私は考えています。

ティファニーは1837年の創業以来、ずっとアメリカの独立した企業だったんですけど、この買収でルイ・ヴィトンやディオール、ブルガリなどと同じ、世界最大のラグジュアリー・グループの一員になったわけです。

経営の根本が変わったことで、ブランドの戦略や目指す方向性も大きく変わりました。これこそが、私たちが感じる「ティファニー、最近ちょっと雰囲気変わった?」という印象の源泉なんじゃないかなと思います。

なので、この記事では、

  • オールドティファニー = LVMH買収以前 (Pre-LVMH)
  • 現行ティファニー = LVMH買収以降 (Post-LVMH)

という視点で、その違いを見ていきたいと思います。

エルサ・ペレッティとシルバー革命

「オールドティファニー」の魅力を語る上で、絶対に外せないのが伝説的なデザイナーたちの存在です。特に1970年代から80年代は、ティファニーの黄金時代とも言えるかもしれません。

その筆頭が、1974年にティファニーに参加したエルサ・ペレッティさんですね。

エルサ・ペレッティの功績

彼女の何がすごかったかというと、それまで脇役だったスターリングシルバー(SV925)を、一気にラグジュアリー素材に引き上げたことです。

「オープンハート」や「ボーン カフ」、「ダイヤモンド バイ ザ ヤード」…。どれも彼女の作品です。

彼女のデザインは、自然のフォルムみたいに滑らかで、官能的。多くの女性にとって「初めてのティファニー」となり「手の届く高級品」の象徴になりました。

2021年に彼女が亡くなられたことで、彼女の作品は「完結した」ものになり、特に初期のヴィンテージ品は価値がものすごく高まっています。

パロマ・ピカソの大胆なデザイン

そしてもう一人、黄金時代を支えたのがパロマ・ピカソさん。あの有名な画家、パブロ・ピカソの娘さんです。

彼女は1980年にティファニーに参加し、大胆な色使いやグラフィカルなデザインで、80年代の力強いムードを表現しました。

「落書き」をモチーフにした「スクリブル」や、愛を再解釈した「ラビング ハート」は、彼女の代表作ですね。

エルサ・ペレッティの有機的な曲線とはまた違う、エネルギッシュな魅力があります。

オールドティファニーの魅力って、こういう「アーティスト(個人)の作品」という側面がすごく強いことにあるんだと思います。ブランドがどうこう、というより「この人のデザインが好き!」という感覚ですね。

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デザインと価値に見るオールドティファニーとティファニーの違い

LVMHグループの一員となった「現行ティファニー」は「オールドティファニー」の時代とはまた異なる魅力と戦略を持っています。デザインの傾向や、それに伴う価値観の変化を見ていきましょう。

現行ティファニーのデザイン特徴

LVMHグループの戦略は、ティファニーを「グローバルなハイジュエリー・ブランド」として、カルティエやブルガリと肩を並べる、よりハイエンドなステージに引き上げることにあるように感じます。

その結果、デザインにも特徴が出ています。

オールドティファニー(特にペレッティ)が「曲線的・有機的・フェミニン」だったのに対し、現行ティファニーは「直線的・インダストリアル・グラフィカル」、そして「ユニセックス(あるいはマスキュリン)」な傾向が強いですね。

K-POPスターをアンバサダーに起用したり、ブランド初の「メンズ婚約指輪」を発表したりと、伝統を守りつつも、より若く、エッジィなイメージへと変わってきているのが分かります。

ハードウェアやTコレクション

今のティファニーを象徴するコレクションといえば、やっぱり「ティファニー ハードウェア」や「ティファニー T」かなと思います。

  • ティファニー ハードウェア: ニューヨークの工業的な雰囲気から着想を得た、チェーンやボールがモチーフ。力強くてカッコいいデザインですよね。
  • ティファニー T: ブランドの「T」をモチーフにした、ミニマルでグラフィカルなデザイン。重ね着けしても素敵です。
  • ティファニー ロック: 南京錠がモチーフの、ユニセックスなデザイン。

これらは、オープンハートのような「手の届く高級品」というよりは、もっと高価格帯のゴールドやダイヤモンドに重点を置いた、「ハイ・ラグジュアリー」へのシフトを象徴しているように思います。

なぜ廃盤モデルは高騰するのか

こうした現行ティファニーへのシフト(ブランドの選択と集中)が進むにつれて、過去の多くのモデルが製造中止(廃盤)になっています。

これが「オールドティファニー」の価値が高騰している大きな理由の一つです。

  1. 廃盤による希少性: 市場に出回る数が限られ、供給が止まるため、希少価値が上がります。「アトラス」のバングルなんかも、廃盤後に相場が上がった例として有名ですね。
  2. デザイナーの逝去: エルサ・ペレッティのように、デザイナーが亡くなると「二度と新作が生まれない」ため、芸術品としての価値が確定します。
  3. 「ヴィンテージ」の仲間入り: 70年代~90年代の作品が、ちょうど「製造から30年以上」というヴィンテージの基準を満たし始めたこともあります。
  4. 現行品の価格上昇: 現行品自体がハイブランド化して高くなっているため、相対的に「オールドティファニー」が投資対象としても注目されている面もあるかもしれません。

LVMHによる変革が、結果として「オールドティファニー」の時代を際立たせ、その価値を高めている…というのは、なんだか面白い現象ですよね。

資産価値と買取のポイント

「オールドティファニー」の価値が高まっているとはいえ、じゃあ全部が高く売れるの?というと、少し注意が必要です。

資産価値として注目されるのは、やはり「ヴィンテージ」の基準を満たす、希少性の高いアイテムです。特にエルサ・ペレッティやパロマ・ピカソといった、デザイナーズラインの初期の作品は人気が高い傾向にあります。

もし、お手持ちのオールドティファニーの売却を検討される場合は、そのアイテムの価値を正しく評価してくれる、専門の買取店に相談するのが一番かなと思います。

買取に関するご注意

ジュエリーの買取価格は、お店の専門性や在庫状況、アイテムの状態(傷や付属品の有無)によって大きく変動します。

ここで紹介している情報は一般的な傾向にすぎないため、正確な価値については、必ず複数の信頼できる専門家や買取店にご相談ください。

年代を見分ける刻印の読み方

じゃあ、手持ちのティファニーがいつ頃のもので、どんな素材なのかを知るにはどうしたらいいか。そのカギは「刻印(ホールマーク)」にあります。

買取の現場でも、この刻印が査定の重要な根拠になるそうです。

ティファニーの主な刻印

  • 素材刻印:
    • 「925」または「STERLING」: スターリングシルバー(銀92.5%)
    • 「750」: K18ゴールド(金75%)
    • 「Pt950」: プラチナ(プラチナ95%)
  • ブランド刻印:
    • 「T&Co.」または「TIFFANY & Co.」: 年代やデザインでフォントが違ったりします。
  • デザイナー刻印(最重要):
    • 「©PERETTI」や「Elsa Peretti」
    • 「©Paloma Picasso」

オールドティファニーの価値を見極める上で、デザイナーのサイン(刻印)があるかどうかは、単なる「ユーズド」か「価値あるヴィンテージ」かを分ける、大きなポイントになりますね。

まとめ:オールドティファニーとティファニーの違い

「オールドティファニーとティファニーの違い」いかがでしたでしょうか。

まとめると、その違いは単に「古いか新しいか」だけではなく「LVMHによる買収」という大きな転換点を境にした、ブランドの戦略、デザインの方向性、そして価値の本質そのものの違いにあると言えそうです。

最後に、両者の違いを表で比較してみました。

比較項目 オールドティファニー (Pre-LVMH) 現行ティファニー (Post-LVMH)
主な時代 1837年~2020年 (特に黄金期は70s-90s) 2021年~ (LVMHグループ傘下)
ブランド戦略 独立系。「手の届く高級品」の側面が強い。 LVMHの一員。「ハイ・ラグジュアリー」へシフト。
主要デザイナー エルサ・ペレッティ、パロマ・ピカソなどスターデザイナーの「作品」。 インハウスチームやコラボ中心。ブランド主導のコレクション。
デザインの傾向 有機的、曲線的、フェミニン、シルバーの革新。多様性が特徴。 インダストリアル、直線的、グラフィカル、ユニセックスな傾向。
象徴する作品 オープンハート、ボーン カフ、バイ ザ ヤード、ラビングハートなど。 ハードウェア、Tコレクション、ロックなど。
価値の本質 デザインの「普遍性」「芸術性」と「希少性」。 ブランドの「威信」「現代性」とLVMHという「権威性」。

デザインの「芸術性」や「希少性」に価値を見出す「オールドティファニー」と、ブランドの「威信」や「現代性」に価値を見出す「現行ティファニー」

どちらが良いというわけではなく、どちらもティファニーの大切な一面ですよね。ご自身の好みやスタイルに合わせて、素敵なティファニーを選んでみてください。

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