カルティエ トリニティがはげる?その噂と真相を解説

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「カルティエ トリニティ はげる」で検索されたんですね。大切なトリニティリングが「はげる」なんて聞いたら、すごく不安になりますよね。私も憧れのリングなので、その気持ちよく分かります。

もしかして、ホワイトゴールドが黄色い感じになってきたり、ピンクゴールドの変色が気になったりしていませんか?

リング同士がぶつかるからカルティエ トリニティは傷がつきやすいとも聞きますし、これを修理に出す場合の持ち込み料金や、カルティエのロジウムメッキ料金がいくらなのか、色々心配事が浮かんでくるかもしれません。

この記事では、その「はげる」という現象の正体と、大切なリングを長く愛用するためのお手入れや修理の方法について、私なりに調べたことをまとめました。

記事のポイント
  • トリニティが「はげる」と言われる現象の正体
  • ホワイト・ピンクゴールドが変色する理由
  • 自宅でできるお手入れとプロの修理方法
  • 正規店と一般店のメンテナンスの違い
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カルティエ トリニティがはげるとは?真相を解明

大切なトリニティリングが「はげる」かも…そんな不安を抱えている方へ。まず、その現象が本当に「剥げ」なのか、原因を一緒に見ていきましょう。

カルティエ トリニティの傷と「はげ」の関係

トリニティリングって、3つのリングが絡み合うデザインが本当に素敵ですよね。

でも、そのデザインだからこその悩みもあるみたいです。それは、リング同士が常に触れ合って、お互いに擦れてしまうこと。

使っているうちに、どうしても細かな「傷(擦過傷)」がついてしまうんです。新品のころのピカピカだった鏡面仕上げが、この無数の小傷でだんだん曇ってしまい、光を乱反射させることで白っぽくぼんやりと見える…。

これを「はげた」と感じてしまうパターンが一つ目ですね。これは素材が剥げているわけではなく、あくまで表面の「傷」なんです。

ホワイトゴールドが黄色いのはメッキ摩耗

これが「はげ」と間違われる一番の原因かもしれません。トリニティのホワイトゴールド、実は真っ白な地金じゃないってご存知でしたか?

K18ホワイトゴールドは、元の金(黄色)にパラジウムなどを混ぜて白っぽくした合金ですが、それでも地金そのものの色は、少し黄色味や灰色味を帯びているそうなんです。

そこで、プラチナのような眩い銀白色にするために、表面に「ロジウム仕上げ(メッキ)」が施されています

長年愛用していると、この表面のロジウムコーティングが摩擦で摩耗して薄くなり、下地のホワイトゴールド(本来の少し黄色っぽい色)が見えてきてしまう…これが「ホワイトゴールドが黄色い」現象の正体です。

これも製品の欠陥ではなく、使用に伴う「摩耗」なんですね。

ピンクゴールドの変色、その原因は酸化

お次はピンクゴールドのリングが、買ったときより赤黒くくすんできた…と感じる場合。これは「はげ」ではなく、化学的な「変色」が原因です。

ピンクゴールドのあの可愛らしい赤みは、割金(わりがね)として「銅」を多く配合しているからなんです。でも、この銅はちょっとデリケートで、汗や皮脂、ハンドクリーム、空気中の酸素などと化学反応を起こして「酸化」しやすい性質を持っています。

10円玉がだんだん黒っぽくなるのと近い原理ですね。3つのリングの中では、イエローゴールドが比較的安定していて、ピンクゴールドが一番化学変化しやすい素材みたいです。

これも素材の特性なので、ある程度は仕方ない変化とも言えそうですね。

それは本物?偽物のメッキ剥げ

ここまでお話ししたのは、もちろん本物のカルティエ(18金、刻印は「750」など )の場合です。

でも、もし明らかに表面が「塗装」のようにペリペリと剥がれて、下から全く違う色(例えば黒や真鍮色)の金属が見えている場合…。それは注意が必要かもしれません。

本物の18金(K18)は、素材そのものが金合金(金の含有率75%)なので、表面が「剥げる」ことは物理的にあり得ません。

もし「K18GP(金メッキ)」や「K18GF(金張り)」といった刻印があったり 、磁石にくっついたりする場合 、それは残念ながらソリッドゴールド製品ではない可能性が高いです。

その場合、カルティエでの修理は受けられないので、フリマアプリや中古店など、購入した経路を辿って販売元へ相談する必要があります。

自宅でできる簡単なお手入れ方法

プロに頼む前に、まずはセルフケアですよね。一番簡単なのは、使ったあとに柔らかいマイクロファイバークロス(メガネ拭きみたいなもの)で優しく乾拭きすること。皮脂や指紋を拭き取るだけでも、くすみ防止になります。

汚れが気になってきたら、宝石がセットされていないモデルなら、ぬるま湯に中性洗剤を数滴溶かして、毛先の柔らかい歯ブラシなどで優しく洗うのもカルティエが推奨している方法だそうです。リング同士が重なる隙間の汚れをかき出すとスッキリしそうですね。

【注意点】   研磨剤(コンパウンド)が含まれたシルバー磨きクロスなどは絶対に使わないでくださいね。鏡面仕上げに傷をつけたり、ロジウムメッキを余計に削り落としてしまったりする原因になります。

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「カルティエ トリニティがはげる」問題の修理法

セルフケアでは元に戻らない「はげ」のような現象…。そんな時はプロの手を借りるのが一番です。でも、どこに頼むのがベストなんでしょうか。

カルティエのロジウムメッキ料金とは?

「ホワイトゴールドが黄色い」のを直すには、ロジウムメッキの「かけ直し」が必要です。

でも、カルティエのメニューを調べてみると「ロジウムメッキ」単体の料金って見当たらないんですよね。

実は、カルティエの正規サービスでは「ポリッシングサービス(研磨)」の工程に、このロジウム再仕上げが含まれているみたいなんです(参照:カルティエ公式サイト:ジュエリーのポリッシングサービス)

つまり、傷を消す研磨と、ロジウムメッキのかけ直しがセットになっている、ということですね。これなら一度でピカピカになりそうです。

修理の持ち込みと料金

カルティエの正規修理は、全国のブティックへの「持ち込み」か、公式Webサイトから「配送パック」を申し込むかの2通りで依頼できるそうです。

気になる料金ですが、あくまで目安として「ポリッシングサービス(研磨・洗浄・ロジウム再仕上げ込)」が20,680円(税込)~

また、指輪のサイズ調整サービス(18,920円~、初回無料の場合あり)にも、ポリッシングや洗浄が含まれているみたいですね。

納期はリングの状態によって異なるため、ブティックでの診断時に確認が必要です。

これらの料金やサービス内容は変わる可能性もありますので、ご依頼の前には必ずカルティエの公式サイトやブティックで最新の情報を確認してください。

一般修理店の「新品仕上げ」とは

もちろん、カルティエ正規店以外でも、街のジュエリー修理専門店やオンライン工房で「新品仕上げ」や「ロジウムメッキ加工」といったサービスを提供しているところはたくさんあります。

料金は業者さんによって様々ですが「新品仕上げ」が2,200円~ 「ロジウムメッキ仕上げ」が7,500円~(サイズ直し込みの参考例)といった例もあり、正規サービスより安価な傾向があるみたいです。

納期も「約1~2週間」 など、正規サービスより早い場合があるのも魅力的に見えるかもしれません。

正規修理を選ぶべき決定的な理由

料金だけ見ると一般修理店も魅力的に見えますが、ここで重大なポイントがあります。それは「資産価値」の問題です。

カルティエのようなブランドジュエリーは、メーカー(カルティエ)以外の手が加わると、「純正品ではない」と見なされてしまう可能性があるんです。

一度でも他社で研磨や修理をしてしまうと、こんなデメリットが出てくるかもしれないんです。

1. 将来、カルティエでの一切の修理を拒否されるリスク  

2. 売却する際の買取査定額が下がってしまうリスク

これは大きな分かれ道ですよね…。

資産価値を守るメンテナンスの選択

こうして比べてみると、大切なトリニティの価値を将来にわたって守るためには、費用や時間がかかっても、カルティエ正規の「ポリッシングサービス」を選ぶのが一番安心なのかな、と私は思います。

もちろん「もう売ることは考えていないし、とにかく早く安くキレイにしたい」という考え方もあると思います。それは個人の価値観次第ですよね。

ただ、もし少しでも「いつか手放すかも」とか「やっぱりカルティエの純正品としての価値を保ちたい」というお気持ちがあるなら、正規サービスを選ぶのが賢明な選択になりそうです。

最終的な判断はご自身になりますが、信頼できる専門家にも相談してみてくださいね。

「カルティエ トリニティはげる」を防ぐ付き合い方

色々調べてきましたが、結局「カルティエ トリニティがはげる」というのは、メッキ製品のように剥がれ落ちることではない、というのが結論ですね。

その正体は、愛用してきた証である「ロジウムの摩耗」「銅の酸化(変色)」「デザイン特有の傷」でした。トリニティは、その構造上、どうしても傷がついたり変化したりしやすいジュエリーなんだと思います 。

でも、それらはすべてプロのメンテナンスで(有料ですが)購入時の輝きに戻せるんです。

「はげる」や「傷」を怖がってジュエリーケースにしまい込むより、日常的に愛用して、時々(カルティエは年に1度の点検・クリーニングを推奨しているみたいです )ブティックでリフレッシュしてもらう。

それが、この美しいリングと一番長く、素敵に付き合っていく方法なのかもしれませんね。

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