時代を超えて愛され続けるカルティエのトリニティリング。その美しいデザインは、一本で着けても素敵ですが、重ね付けすることでさらに魅力が深まります。
しかし、カルティエ トリニティリング 重ね付けに挑戦したいと思っても、値段やサイズ選びで失敗や後悔をしたくない、自分のスタイルには合わずダサいと思われないか、といった不安を感じる方もいるかもしれません。
また、結婚指輪として選ぶ際のポイントや、どの指に着けるのが最適か、つけっぱなしにできるのかなど、多くの疑問が浮かぶことでしょう。
この記事では、そんなあなたの疑問や不安を解消します。トリニティリングの重ね付けに関する基本的なスタイルから、他のブランドリングとの組み合わせ、購入前に知っておくべき注意点まで、プロの視点から網羅的に解説していきます。
この記事を読み終える頃には、あなたも自信を持ってトリニティリングの重ね付けを楽しめるようになるはずです。
カルティエ トリニティリングの重ね付けの魅力とスタイル

※画像はイメージです
- プッシュギフトとしても人気の理由
- ブシュロン キャトルとの相性も抜群
- エタニティリングで華やかさをプラス
- 地金リングで楽しむ上級者コーデ
- 色石リングで個性的な手元を演出
- ピンキーリングとしてさりげなく
プッシュギフトとしても人気の理由
カルティエのトリニティリングは、出産を頑張った記念として贈られる「プッシュギフト」として非常に高い人気を誇ります。
その理由は、トリニティリングが持つ特別な意味合いにあります。ピンクゴールドが「愛」 イエローゴールドが「忠誠」 ホワイトゴールドが「友情」を象徴するこのリングは、新しく家族を迎えた記念や、夫婦の変わらぬ絆を表現するのに最適なアイテムと考えられています。
実際に、関西の母親たちの間でもプッシュギフトとしてトリニティリングを選ぶ方が多く、子供の名前を刻印して、世界に一つだけの特別な記念品にするというエピソードも聞かれます。
時代に左右されない普遍的なデザインであるため、将来的に子供へ受け継ぐ「ビジュードファミーユ(家族の宝石)」としても価値があり、こうした背景が出産という大きなライフイベントを飾る贈り物として選ばれる大きな要因となっています。
ブシュロン キャトルとの相性も抜群
カルティエのトリニティリングと並び、地金系リングとして人気を二分するのが、ブシュロンのキャトルリングです。この二つのリングは、異なるブランドでありながら重ね付けの相性が非常に良いことで知られています。
トリニティリングが3色のゴールドによる滑らかな曲線で構成されているのに対し、ブシュロンのキャトルは異なる素材やテクスチャー(ゴドロン、クル ド パリなど)を幾何学的に組み合わせた、直線的でモダンなデザインが特徴です。
一見すると対照的なこの二つのリングですが、重ねて着けることで互いの個性を引き立て合い、洗練された奥行きのある手元を演出できます。
このように、異なるデザイン哲学を持つリングを組み合わせることで、より個性的でファッション性の高いコーディネートが完成します。どちらもメゾンのアイコンとして確固たる地位を築いているため、二つを組み合わせるスタイルは、ジュエリー上級者の間でも定番の楽しみ方の一つとなっています。
エタニティリングで華やかさをプラス
トリニティリングの重ね付けにおいて、最も定番で華やかな印象を与えるのがエタニティリングとの組み合わせです。
トリニティリングはダイヤモンドが付いていない地金のみのモデルが基本ですが、ダイヤモンドが一列に並んだエタニティリングを添えることで、手元に上品な輝きと豪華さが加わります。
トリニティリングが持つ3色のゴールドの温かみと、ダイヤモンドのクールな煌めきが絶妙に調和し、互いの美しさを最大限に引き出します。
ジュエリーに詳しい専門家の中には、あえてダイヤモンド付きのトリニティリングを選ばず、地金モデルに手持ちのエタニティリングを重ねることで、シーンに応じて輝きを調整するという方もいます。
この方法であれば、今日はシンプルに、特別な日は華やかに、と一本のリングで様々な表情を楽しむことが可能です。特に細身のエタニティリングは、トリニティのボリューム感を邪魔することなく、さりげないアクセントとして活躍します。
地金リングで楽しむ上級者コーデ
トリニティリングは、他のシンプルな地金リングと組み合わせることで、より洗練された上級者向けのコーディネートを楽しめます。
トリニティリング自体がイエロー、ピンク、ホワイトの3色のゴールドで構成されているため、基本的にはどんな色の地金リングとも自然に馴染みます。
例えば、イエローゴールドのシンプルなリングを重ねれば統一感が生まれますし、プラチナやホワイトゴールドのリングを合わせれば、モダンでクールな印象をプラスすることが可能です。
ポイントは、リングの幅やボリューム感を意識することです。トリニティリングのSM(スモールモデル)のような細身のタイプに、さらに細い地金リングをいくつか重ねることで、指を長く見せる効果も期待できます。
このように、異なる質感や太さの地金リングを自由にレイヤードすることで、派手さはないものの、計算されたお洒落感を演出できるでしょう。
色石リングで個性的な手元を演出
コーディネートに彩りと個性を加えたい場合、色石リングとの重ね付けが効果的です。トリニティリングのクラシックなデザインは、様々なカラーストーンの魅力を引き立てる優れたキャンバスの役割を果たします。
例えば、ポメラートの「ヌード」リングのような、大ぶりで色鮮やかなリングと組み合わせると、互いの存在感が高まり、ファッショナブルで遊び心のあるスタイルが完成します。
トリニティリングのゴールドカラーが、エメラルドのグリーンやルビーのレッド、サファイアのブルーといった色石の色をより一層引き立ててくれます。
色石を選ぶ際は、その日のファッションやご自身のパーソナルカラーに合わせて選ぶと、全体のコーディネートに統一感が生まれます。トリニティリングという普遍的なベースがあるからこそ、少し大胆な色石リングにも挑戦しやすくなり、ジュエリーコーディネートの幅を大きく広げることができるでしょう。
ピンキーリングとしてさりげなく
トリニティリングを小指に着ける「ピンキーリング」としてのスタイルも、非常に洗練されていてお洒落です。
手の中で最も細い小指にトリニティリングを着けることで、ボリュームのあるデザインであっても主張しすぎず、さりげないながらも確かな存在感を放ちます。
ふとした手の動きに合わせて3連のリングが揺れ動き、上品なアクセントとして視線を集めるでしょう。このスタイルは、故ダイアナ妃が愛用していたことでも知られており、時代を超えたエレガンスを象徴しています。
また、指輪を着ける指にはそれぞれ意味があると言われています。
指 | 左手の意味 | 右手の意味 |
親指 | 目標達成 | リーダーシップの発揮 |
人差し指 | ポジティブな気持ち | 集中力アップ |
中指 | 協調性を高める | 直感力を高める |
薬指 | 愛・絆を深める | 創造性を高める |
小指 | チャンスを引き寄せる | 自身の魅力アップ |
右手の小指は「魅力アップ」、左手の小指は「チャンスを掴む」という意味を持つとされており、お守りのように身に着けるのも素敵です。
賢いカルティエ トリニティリングの重ね付けのポイント

※画像はイメージです
- つけっぱなしにする際の注意点とは
- 傷つきやすい構造とメンテナンス
- 後悔しないためのサイズ選びのコツ
- カルティエ トリニティリング 重ね付けで自分らしく
つけっぱなしにする際の注意点とは
トリニティリングは18Kゴールド製で汗や水に強いため、つけっぱなしにすることは不可能ではありません。しかし、リングを長く美しい状態で保つためには、つけっぱなしは避けるのが賢明です。
最も注意したいのは、日常生活における化学物質や衝撃です。例えば、温泉の成分やプールの塩素、海水などはゴールドの変色を引き起こす可能性があります。また、ハンドクリームや化粧品、香水などが付着すると、油分でリングの輝きが曇ってしまいます。
さらに、ジムでのトレーニングやゴルフ、重い荷物を持つ際など、リングに強い圧力がかかる行為は、変形の原因になりかねません。
カルティエのブティックでも「衝撃やリングに良くない成分は避けてあげた方が良い」とアドバイスされることが多く、理想は帰宅後に外し、柔らかい布で軽く拭いてから保管することです。つけっぱなしは便利ですが、こうした細やかな配慮が、大切なジュエリーを一生ものにする秘訣となります。
傷つきやすい構造とメンテナンス
トリニティリングは3つのリングが常に絡み合い、互いに擦れ合う構造をしています。このため、「他のリングに比べて特に傷つきやすいのではないか」と心配する声もありますが、過度に心配する必要はありません。
もちろん、日常的に使用していれば、リング同士の摩擦による細かい生活傷は避けられません。ただ、これはトリニティリング特有の問題ではなく、どんな指輪でもある程度は生じるものです。
3年以上愛用しているユーザーからも「小傷はあるものの、目立つような深い傷は特にない」という声が多く聞かれます。これらの小傷も、長年連れ添った証として愛着の一部と捉えることができます。
もし傷がどうしても気になってきた場合は、カルティエの正規ブティックで有料の「ポリッシングサービス(研磨)」を受けることが可能です。
これはリングの表面を薄く削って傷を目立たなくするサービスですが、金属を削るため、何度も繰り返し行うことは推奨されていません。リングの美しさを保つ基本は、日々の丁寧な扱いやクリーニングが大切です。
後悔しないためのサイズ選びのコツ
トリニティリングの購入で最も後悔につながりやすいのが、サイズ選びです。3つのリングが重なる独特の構造は、一般的な一本のリングとはフィット感が大きく異なるため、慎重な選択が求められます。
試着は時間帯を変えて複数回行う
人の指の太さは、時間帯や体調、季節によって微妙に変化します。特に夕方や夜はむくみやすく、朝にぴったりだったサイズがきつく感じることがあります。
そのため、購入を決める前に、朝・昼・晩など異なる時間帯で試着を繰り返し、ご自身の指のコンディションを把握することが鍵となります。一度の試着だけで判断するのは避けた方が良いでしょう。
重ね付けを想定したサイズ選び
もし、他のリングとの重ね付けを前提に購入を考えているのであれば、その点もサイズ選びに影響します。複数のリングを重ねると、指が圧迫されて通常よりもきつく感じることがあります。
重ね付けしたいリングを持参して一緒に試着するか、少し余裕を持ったサイズを選ぶのがおすすめです。ただし、大きすぎるとリングが抜け落ちる原因にもなるため、バランスを見極めることが大切です。
あえてずらして着けるテクニック
ジュエリー上級者の中には、あえて少し大きめのサイズを選び、複数の指で楽しむという方もいます。トリニティリングは3本のリングをピタッと揃えて着けるだけでなく、わざと不揃いにずらして着けると、ボリューム感が出て異なる表情を楽しめます。
この着け方をすると少しサイズが小さく感じられるため、大きめのサイズでも対応が可能です。このように、どのように着けたいかをイメージしながらサイズを選ぶことで、購入後の満足度が高まります。
カルティエ トリニティリングの重ね付けで自分らしく
- トリニティリングの重ね付けは個性を表現する最適な方法
- 3色のゴールドは愛・忠誠・友情を象徴する
- プッシュギフトとして出産記念に選ばれることも多い
- ブシュロンのキャトルなど他ブランドとの相性も良好
- エタニティリングを足すと手元が華やかな印象に
- シンプルな地金リングとの組み合わせは洗練されたスタイルを演出
- 色石リングを合わせればコーディネートのアクセントになる
- ピンキーリングとしてさりげなく着けるのもお洒落
- つけっぱなしは変色や変形のリスクがあるため非推奨
- 温泉やプール、家事やスポーツの際は外すのが賢明
- リング同士の摩擦による小傷は避けられないが愛着の一部
- 深い傷は有料のポリッシングサービスで修復可能
- サイズ選びは最も重要で後悔につながりやすいポイント
- むくみを考慮し時間帯を変えて複数回の試着がおすすめ
- あなただけの組み合わせで重ね付けを楽しんでください