「ラザールダイヤモンド 格付け」で検索すると、いろいろ気になりますよね。
ティファニーやカルティエとの違いは？世界三大カッターズブランドって言うけど、ロイヤルアッシャーやモニッケンダムと比較してどうなの？とか。実際の評判や値段、接客の満足度も知りたいし、鑑定書がGIAなのかCGLなのか、資産価値やリセールバリューまで…。
この記事では、そんなラザールダイヤモンドの「格付け」に関するあらゆる疑問を、7つの側面からわかりやすく解き明かしていきます。
ブランドの地位から品質、リアルな評判まで、あなたの指輪選びの参考になれば嬉しいです。
ラザールダイヤモンドの格付け（品質編）
まずは、ラザールダイヤモンドの「品質」に関する格付けから見ていきましょう。ブランドの立ち位置や、なぜ「輝きが違う」と言われるのか、その秘密に迫りますね。
世界三大カッターズとしての地位
「ラザールダイヤモンド」って聞くと、ティファニーやカルティエのような「世界5大ジュエラー」と同じように思うかもしれませんが、実はちょっと立ち位置が違うんです。
ラザールダイヤモンドは、ハリー・ウィンストンやティファニーといった総合ジュエラーとは異なり、「ダイヤモンドのカット技術」を専門とする「世界3大カッターズブランド」の一つとして格付けされています。
これは、ロイヤル・アッシャー、モニッケンダムと並ぶ称号で、ダイヤモンドの輝きをとことん追求してきた専門家集団、というイメージですね。
ちなみに、日本の婚約指輪の購入ブランド調査では、ラザールダイヤモンドはティファニーやカルティエに次ぐ第5位同率にランクインしているんです。
世界的な知名度とは別に、日本国内では「品質を重視する人」から絶大な信頼を得ている証拠かなと思います。
輝きの秘密アイディアルメイクとは
ラザールダイヤモンドの品質格付けを語る上で欠かせないのが、独自のカット技術「アイディアルメイク」です。
これは、創業者の従兄弟で数学者でもあったマルセル・トルコフスキーが考案した、光の屈折率とかを計算した数学的理論に基づいているんだとか。なんだか専門的ですけど、要は「どうすればダイヤモンドが一番輝くか」を理論的に完成させたカットってことですね。
このカットの目的は、ダイヤモンドに入った光を無駄なく反射させて「七色の眩しいきらめき（ディスパージョン）」として最大限に放出すること。ラザールの特徴である「虹色の輝き」は、この計算され尽くした技術から生まれているんですね。
もちろん、この完璧なカットを実現するには、元の原石も「歪みのない最高のもの」が使われているそうです。
4Cの基準を作った歴史
今ではダイヤモンドの品質基準として当たり前の「4C」（カラット、カラー、クラリティ、カット）。実はこの基準、特に「カット」の評価基準の確立に、ラザールダイヤモンドが大きな影響を与えたってご存知でしたか？
4Cの中で、カラットやカラー、クラリティは原石がもともと持っている要素ですが、「カット」だけが唯一、人間の技術で輝きを引き出す要素です。だから、4Cで一番重要とも言われています。
ラザールダイヤモンドは、GIA（米国宝石学会）が4Cを制定する前から、理想のカットを追求し続けてきました。
彼らの「アイディアルメイク」が、その後の業界標準の手本になったと考えると…すごい歴史ですよね。単に基準を満たしているんじゃなくて、基準を作った側、というのが格付けの高さを感じさせます。
鑑定書はGIAとCGLどっち？
ダイヤモンドの品質を客観的に証明するのが「鑑定書」ですね。
ラザールダイヤモンドのようなブランドでは、国際的な権威の「GIA」（米国宝石学会）か、日本国内で高い信頼を誇る「CGL」（中央宝石研究所）の鑑定書が使われることが多いです。
「どっちが良いの？」と迷うかもしれませんが、鑑定の厳格さには優劣はないみたいです。
鑑定機関GIAとCGLの主な違い
- GIA (米国宝石学会): 4Cの考案元。国際基準。カラット表記が小数点以下2桁（例: 0.31ct）。
- CGL (中央宝石研究所): 日本国内で最大手。カラット表記が小数点以下3桁（例: 0.314ct）。H&Cのレポートが付属することも。
ラザールのような品質にこだわるブランドを選ぶ方は「0.314ct」みたいな精密な表記を好むことも多いかもしれませんね。個人的には、CGLの「小数点以下3桁」表記は、なんだか日本の職人気質みたいで好きです。
ロイヤルアッシャーとの比較
「世界3大カッターズブランド」の仲間である「ロイヤル・アッシャー」とは、どう格付けが違うんでしょう？
これは優劣じゃなくて「輝きの哲学」の違いみたいです。
簡単に言うと、こんなイメージですね。
- ラザールダイヤモンド: NY発祥で「華やかな七色の輝き（ディスパージョン）」が特徴。シャープで都会的な、キラキラした虹色の輝きが好きな人向けです。
- ロイヤル・アッシャー: オランダ王室から称号を授けられた歴史を持ち「上品な白く高貴な輝き（ブリリアンシー）」が特徴。透明感のある、澄んだ白色の光が好きな人向けです。
「ダイヤモンドといえば虹色！」という強い輝きを求めるならラザール、という感じかなと思います。
ラザールダイヤモンド格付け（実購入編）
品質の高さは分かったけど、じゃあ実際に買うとなるとどうなの？と思いますよね。ここでは、価格や評判、資産価値といった「リアルな格付け」をチェックしていきます！
モニッケンダムとの輝きの違い
もう一つの「世界3大カッターズブランド」である「モニッケンダム」とも比較してみましょう。
モニッケンダムは英国ブランドで、その輝きは「白く豊潤な輝き（ラグジュアリーホワイト）」と表現されます。
ロイヤル・アッシャーの「澄んだ白色光」ともまた違って、しっとりとした気品のある、きめ細かい光が豊かにまたたく感じ…でしょうか。
ここでも、ラザールの「虹色の輝き」とは目指す方向が違いますね。輝きの「強さ」や「シャープさ」を求めるなら、やっぱりラザールが際立っていると思います。
リアルな評判と接客の満足度
いくら品質が良くても、買ったときの満足度が低いと残念ですよね。その点、ラザールダイヤモンドは総合満足度が「平均4.4」（5点満点中）と非常に高い評価を得ています。
特に注目したいのが、「デザイン（4.6）」「接客（4.6）」「アフターサービス・保証（4.6）」の項目がどれも高いこと（参照：ラザール ダイヤモンド ブティックの口コミ・評判一覧 | 結婚式場探しはハナユメ）
実際の口コミを見てみると、
- 「伊勢丹などの百貨店をいくつかまわりましたが、彼の指輪も（ラザールは）全然綺麗さがちがいました」
- 「新宿直営店のスタッフさんの接客が素敵で、友達と話しながら選んでる感覚で、人見知りの彼も終始笑顔で楽しく選べました」
- 「保証がなによりよく、安心して購入出来ると思いました」
といった声がありました。
ダイヤモンドの専門的な価値を、リラックスできる雰囲気の中で丁寧に説明してくれる「接客力」の高さが、品質への確信と満足度に直結しているようです。高額な買い物だからこそ、安心できる保証と素敵な接客は大事な「格付け」ポイントですね。
平均予算内の値段と価格帯
「格付け」が高いブランドって、当然お値段も…と身構えてしまいますが、ラザールダイヤモンドは意外と現実的かもしれません。
2023年度の調査だと、婚約指輪の全国平均購入額は「38.2万円」 一番多い価格帯が「30万〜40万円」だそうです。
そして、ラザールダイヤモンドは、まさにこの全国平均価格帯である「30万〜40万円」の予算内で、豊富なデザインを提供しているんです。
「ダイヤが大きくキラキラ」であるにもかかわらず、「金額が手頃だなと思いました」という口コミもありました。
これはつまり「一般的な予算で、世界最高峰のカット技術（アイディアルメイク）を手に入れられる」ということ。ブランドの名声にお金を払うというより、ダイヤそのものの品質にお金を払いたい、と考える人にとって、コストパフォーマンスの「格付け」は最高レベルと言えそうです。
資産価値とリセールバリュー
婚約指輪は愛の証ですが、高価なものだけに「資産価値」や「リセールバリュー」も気になるところ…。
ラザールダイヤモンドは「世界3大カッターズブランド」としてのブランド力と、「理想のカット」という品質が中古市場でも評価されています。
買取相場の一例
あくまで参考ですが、Pt950（プラチナ）のリングで約1万円〜10万円（状態やダイヤの大きさによります）、K18（金）のリングで約2万円〜5万円といった例があるようです。
【注意】 まず大前提として、ジュエリーは購入時の価格から大きく値下がりします。これはラザールダイヤモンドも例外ではありません。
買取価格は、傷や汚れなどの使用感によって大きく変わりますし、ここで紹介した金額はあくまで一例です。正確な査定は、専門の買取店にご相談くださいね。
ただ、ノーブランドの指輪が地金（金やプラチナ）の価値だけで査定されがちなのに対し、ラザールは「ブランド力」と「カット品質」で付加価値が認められる傾向にあります。資産としての「格付け」は、一般的なジュエリーと比べて高い、と言ってよさそうです。
ティファニーやカルティエとの違い
最後に、やっぱり気になるティファニーやカルティエとの「格付け」の違いを整理しますね。
ティファニーやカルティエは、歴史や世界的な知名度、時計や香水なども含む総合力でトップに立つ「世界5大ジュエラー」です。彼らの格付けは「総合ラグジュアリーブランド」としてのものです。
一方、ラザールダイヤモンドは「世界3大カッターズブランド」
ティファニー達が「百貨店」だとしたら、ラザールは「ダイヤモンド専門の工房」というイメージでしょうか。
日本での婚約指輪の購入実績では、ラザールはティファニーやカルティエに肉薄するほどの人気があります。
どちらが上というより、「総合的なブランドステータス」を選ぶか「ダイヤモンドの輝きという専門性」を選ぶか、という価値観の違いかな、と私は思います。
総評：ラザールダイヤモンドの格付け
ここまで、ラザールダイヤモンドの格付けを色々な角度から見てきました。
私の総評としては、ラザールダイヤモンドの格付けは「ダイヤモンドの『輝き』という本質的な価値において、頂点に立つ専門ブランド」という評価です。
総合的な知名度やステータスで選ぶならティファニーやカルティエかもしれませんが、「同じ予算なら、最高品質の輝きを手に入れたい」と考える、合理的で本質を重視する人に最も高く格付けされるブランドだと思います。
卓越した品質、満足度の高い接客、そして全国平均の予算内で手が届く価格設定。
「私はダイヤモンドの輝きをちゃんと理解して選んだ」という、知的な満足感を与えてくれる…それがラザールダイヤモンドの「格付け」の正体ではないでしょうか。
