ヴァンクリ(ヴァンクリーフ&アーペル)本当に素敵ですよね。
でも、最近「ヴァンクリが値上げ」という言葉を本当によく耳にします…。2024年から2025年にかけて、値上げの頻度がすごいことになっていて「え、また上がったの!?」と驚いている方も多いんじゃないでしょうか。
特にアルハンブラやペルレなど人気モデルの価格がどう変わったのか、値上げの履歴や、なぜこんなに続くのか、気になりますよね。
私も「次回の値上げはいつなの?」「もしかして安く買う方法ってないの?」なんて、つい調べてしまいました。
この記事では、そんなヴァンクリの値上げに関する最新情報や価格推移、背景にある理由について、私なりに整理してみました。
ヴァンクリ値上げ 2025年の最新情報
2025年に入ってからも、ヴァンクリの価格改定は続いています。特に驚きだったのが、事前の予告がない「サイレント値上げ」
ここでは最新の値上げ情報と、人気モデルの価格がどう変わったのかを見ていきましょう。
2025年最新の値上げはいつ?
2025年に入ってから、ヴァンクリーフ&アーペルはすでに2回の価格改定を実施したようです。
1回目は1月8日、2回目は4月25日です。
特に驚きなのが、どちらも事前のアナウンスがなかった「サイレント値上げ」だったこと 。朝、お店に行ったら価格が変わっていた…なんてこともあり得たわけです。ドキドキしますよね…
1月の値上げは、ファインジュエリーのほぼ全商品が対象で、平均4〜5%ほどだったと言われています。
そして4月の値上げは、ただの一律なものではなく、素材やカラーによって値上げ率が大きく異なる「戦略的」なものでした。これについては、後ほど詳しく見ていきますね。
2024年からの値上げ履歴と頻度
「最近、ヴァンクリの値上げ多くない?」と感じている方、その感覚は正しいです。
以前は年に1回程度が普通でしたが、2021年頃からは年に2回改定されるのが当たり前のようになってきました 。
さらに、2024年から2025年にかけては、そのペースが加速している印象です。
2024年以降の主な価格改定の履歴
- 2024年3月: 約4%(ハイジュエリーや時計が中心)
- 2024年6月: 平均7.5%(ほぼ全商品が対象の大規模改定)
- 2024年11月: (ハイジュエリーや時計が対象のサイレント改定)
- 2025年1月: 平均4-5%(ほぼ全商品が対象のサイレント改定)
- 2025年4月: 1-12%(素材別に差をつけた戦略的改定)
こうして見ると、2024年だけでも3回、2025年もすでに2回と、本当にハイペースですよね。昔のように「ボーナスが出たら…」とゆっくり考えていると、どんどん価格が上がってしまう状況になっています。
アルハンブラの価格推移を解説
値上げといえば、やっぱり気になるのはブランドの象徴「アルハンブラ」の価格ですよね。代表的なモデルがここ数年でどれだけ上がったのか、推移をまとめてみました。
特に注目したいのが、定番の「ヴィンテージ アルハンブラ ペンダント」です。
| モデル (素材) | 2023年6月頃 | 2024年6月時点 | 2025年1月時点 | 2025年4月時点 |
|---|---|---|---|---|
| オニキス (YG) | 429,000円 | 434,500円 | 451,000円 | 456,500円 |
| マザーオブパール (YG) | (データなし) | 434,500円 | 451,000円 | 484,500円 |
※価格はすべて税込、調査時点のものです。変動する可能性があるため、あくまで目安としてご覧ください。
2025年1月の時点では、オニキスとマザーオブパール(MOP)は同じ価格でした 。しかし、4月の改定でMOPの方がオニキスより約3万円も高くなったんです 。これは大きな変化ですよね。
また、エントリーモデルとして人気の「スウィート アルハンブラ ペンダント(MOP)」も、2025年1月の改定で 238,700円から247,500円へと値上がりしています 。
ペルレなど人気モデルの価格改定
もちろん、値上がりしているのはアルハンブラだけではありません。他の人気コレクションも同様に価格が改定されています。
ペルレ コレクション
シンプルで重ね付けにも大人気の「ペルレ」も例外ではありません。 特に「ペルレ ゴールドパール リング(スモール)」は、日本国内で入手困難になるほどの人気アイテムです。
- ペルレ ゴールドパール リング(スモール/YG)
- 2024年6月改定前: 115,500円
- 2024年6月改定後: 124,300円
私も重ね付け用に欲しいなと思っていたのですが、10万円台前半だったのが懐かしく感じますね…。
フリヴォル コレクション
可憐なお花がモチーフの「フリヴォル」も、着実に価格が上がっています。
- フリヴォル ペンダント(ミニモデル)
- 2024年6月改定前: 315,700円
- 2024年6月改定後: 342,100円
ちなみに、あるオンラインショップの2025年7月時点での参考定価が 355,300円 と記載されていました。これは、2025年の1月か4月の改定で、さらに値上がりしたことを示しているんだと思います。
素材別で見る価格差(2025年)
先ほど少し触れましたが、2025年4月の値上げで最も注目すべきポイントは、「素材(ストーンカラー)によって値上げ率が大きく変わった」ことです。
これまでの値上げは、全体的に「〇%アップ」という印象でしたが、今回は明らかに戦略的でした。
ヴィンテージアルハンブラ ペンダント(YG)の2025年4月改定での値上げ率を見てみると…
- オニキス: 451,000円 → 456,500円 (+1.22%)
- マザーオブパール: 451,000円 → 484,500円 (+7.3%)
- グレー MOP: 473,000円 → 528,000円 (+11.6%)
- マラカイト: 517,000円 → 572,000円 (+10.6%)
オニキスの上昇を最小限に抑える一方で、定番人気のマザーオブパールや、希少なマラカイトなどは大幅に値上げしています。
ブランドの戦略かも?
これは私の推測ですが、オニキスはアルハンブラへの「エントリーモデル」として価格を据え置きぎみにし、MOPやマラカイトといった人気・希少素材は「プレミアムな選択肢」として、より価値を高める(=価格を上げる)戦略に切り替えたのかもしれませんね。
ヴァンクリの値上げが続く理由と今後
これだけ頻繁に値上げが続くと「どうして?」って思いますよね。世界的な経済の動きや、ヴァンクリならではのブランド戦略が関係しているみたいです。
ここでは、その理由と今後の予測、そして私たち購入者がどう動くべきかを考えてみます。
値上げが続く理由はなぜ?
ヴァンクリーフ&アーペルの値上げが続く理由は、一つだけではありません。いくつかの要因が複雑に絡み合っているようです。
大きく分けると、以下の2つの側面があるかなと思います。
- コストの上昇(守りの値上げ)
- 素材(特に金)の価格が世界的に高騰している。
- 歴史的な円安で、輸入品の価格が上がっている。
- 職人さんの人件費や、物流費なども上がっている。
- ブランド戦略(攻めの値上げ)
- 「世界5大ジュエラー」としてのブランド価値を維持・向上させる。
- 価格を上げ続けることで「資産価値が落ちない」というイメージを作る。
単に「物価が上がったから」というだけじゃなく、ブランドとしての価値を高めるための意図的な戦略でもあるんですね。
ゴールド高騰と円安が主要因か
理由の中でも、特に影響が大きいとされているのが「金(ゴールド)価格の高騰」と「円安」です。
1. 金(ゴールド)価格の高騰
2025年現在、金の価格は歴史的なレベルで高騰しています。 なぜかというと…
- ウクライナ情勢や中東情勢など、世界的に不安定な状況(地政学リスク)が続いているから。
- 不安定な時代には、株などより「安全な資産」とされる金が買われやすくなります。
- 世界的なインフレで、お金の価値が下がるのを防ぐために金を買う動き(資産防衛)も活発です。
ジュエリーの原価である金がこれだけ高騰すれば、製品価格に反映されるのは避けられないですよね。
2. 歴史的な円安
ヴァンクリーフ&アーペルは、ご存知の通りフランスのメゾンです。製品はユーロ圏で作られています。
つまり、日本で販売するにはユーロ建ての製品を円で買う(輸入する)必要があります。 円安ということは、同じ1ユーロの製品を買うのにも、以前より多くの円が必要になるということです 。
日本市場は「ダブルパンチ」状態?
世界的に「金が高く」なっているのに加え、日本は「円が安い」状態。 このダブルパンチが、日本国内でのヴァンクリの価格上昇を、他国以上に押し上げている可能性があるかもしれません。
次回の値上げはいつ?2026年予測
「じゃあ、次の値上げはいつ?」というのが一番気になるところですが、こればかりはヴァンクリの内部の人でないと分かりません…。
ただ、あくまで私の個人的な予測として聞いてくださいね。
2024年、2025年のハイペース(年2回以上)な改定が続く可能性は十分にあると思います 。 金価格や為替が劇的に落ち着かない限り、2025年の後半(秋頃?)や、2026年の初頭に次の改定があっても不思議ではありません。
一部では「次の上げ幅は7.5〜8.5%前後では?」という見方もあるようですが、2025年4月のように、アイテムや素材によってメリハリをつけてくる可能性も高いです。
何より、今は「サイレント値上げ」が主流です。公式発表を待って駆け込む、という動きができないのが難しいところですね。
安く買う方法と海外購入の注意点
「なんとか少しでも安く買う方法はないの?」と考えるのは、みんな同じだと思います。
海外(フランス本店など)での購入
「海外旅行のついでに買えば安いかも?」と思いますよね。 でも「海外で買えば安い」というのは、もはや神話かもしれません。
2023年頃のデータですが、為替(円安)の影響で、フランス本国での価格を日本円に換算すると、当時の日本国内の定価を上回る「価格逆転現象」が起きていた、という情報もあります。
現地の定価、為替レート、免税(VAT)の手続きなどをすべて計算しないと、本当に安いかは分かりません。場合によっては日本で買う方が安い、ということも十分にあり得ます。
中古・セカンダリーマーケット
新品にこだわらなければ、中古品や未使用品を扱うセカンダリーマーケット(リユースショップ)も選択肢になります。
ただし、アルハンブラのような超人気モデルは、中古でも状態が良いと定価とほぼ変わらない価格で取引されていることも多いです。廃盤モデルなどは、定価を超えるプレミア価格が付くことも…。
中古品購入の注意点
フリマアプリや中古店での購入は、偽造品のリスクもゼロではありません。特に高額なジュエリーですので、購入する場合は信頼できる鑑定士がいる、実績の豊富な専門店を選ぶことを強くおすすめします。
ヴァンクリ値上げと賢い買い時
ここまで、ヴァンクリの値上げに関する情報を見てきました。
金価格の高騰や円安といった経済的な背景 、そしてブランド価値を高め続けるという戦略 を考えると、残念ながらこの値上げ傾向は今後も続くと考えるのが自然だと思います。
そして「サイレント値上げ」が主流になった今「次の値上げ前に駆け込む」という買い方は事実上できなくなりました 。
そう考えると、ヴァンクリのジュエリーに関する有名な格言「欲しい時が、一番の買い時」という言葉が、今ほど重みを持つ時代はないかもしれません。
「どうしようかな」と悩んでいる数ヶ月の間に、価格が数万円上がってしまう…というのが、今のヴァンクリを取り巻くリアルな状況です。
もちろん、とても高額なお買い物です。勢いで買うものではありませんが、もし「絶対にこれが欲しい」というモデルが決まっているのであれば、思い切って今日お店に足を運ぶのが、結果的に一番お得な選択になるのかもしれませんね。
この記事が、皆さんの素敵なジュエリー選びの参考になれば嬉しいです。
※掲載している価格や情報は、調査時点のものです。最新の正確な価格や在庫状況は、必ずヴァンクリーフ&アーペルの公式サイトまたはブティックにて直接ご確認ください。購入の最終的な判断は、ご自身の責任においてお願いいたします。

